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私たちをとりまく生活環境は、猛スピードで変化しています。
当社においても、多様化するお客さまのご要望にお応えすべく努力を続けてまいりました。
そんな中、「表現」を求められる企業として、「感性」だけに頼ることない製品作り、さらに「表現」をすることに「精神の高さ、深さ」を究めていきたいと考えます。
南国土佐の五月の空を彩る「フラフ」。
お子様の健やかな成長を願うご家族の思いが託された「フラフ」を作り続けて百余年がたちました。
子供たちを思う親の気持ちは、いつの時代も変わりません。
私たちは、これからも「フラフ」を染めることで、皆さまの変わらぬ思いを「表現」していきたいと思います。
社名にもなった初代の代表取締役・八郎は当初、今の香北町・物部村へ出向き繭の糸染めをして業を成していた。その後は節句用「フラフ」・「のぼり」に情熱を注いだ。
その絵柄は、おめでたい鶴亀ばかりだったので「鶴亀紺屋」と呼ばれた。そこで、八郎は絵柄を一新しようと、高知市の沖野一水に師事して、「フラフ」・「のぼり」に相応しい絵の習得に努めた。
その絵柄は、現在も図案の構成に継承されている。
創業百年を経て「フラフ」「のぼり」に加えて、他の染め物(神社幟、店頭のれん、宣伝のぼりなど)にも力を入れている。
しかしながら、「フラフ」「のぼり」を家業の中軸に置き、季節商品でありながら年中を通して製作し続けている。